白髪禿げ

白髪の人は禿げない?

白髪には色々な迷信があります。

(1)白髪は禿げない

私の友人のKさんは白髪のきれいなロマンスグレーで、髪の毛もまだまだボーボーです。そういう例を見ていると、やっぱり白髪になる人は禿げないんだなあという思いを強くしたものですが、医学的には何ら関係はないとの事。

白髪は、毛母にあるメラノサイトという細胞が活動を止めることで発症します。メラノサイトというのはシミとの関係で聞いたこともある人も多いと思いますが、髪の毛の黒い色を作る細胞です。薄毛や毛髪の成長とは何ら関係がありません。

でも、白髪の人はフサフサのイメージがありますよね。なぜでしょうか?

私は単に印象だけだと思います。白髪でフサフサの人は圧倒的に少ないですからそれだけインパクトがあり、記憶に残ります。実は記憶に残っていないだけで、黒髪でフサフサの人の方が圧倒的に多いでしょう。白髪人口が少ないだけで、白髪でも薄毛の人もいるはずです。と思っていたらアデランスの広告に載っていた人がそうでした。

 

(2)白髪を抜くと白髪が増える

私の母は、若白髪に悩んでいました。30代で白髪が増えてきたため、白髪染めをよく家でやっていました。母親の印象というと、あの白髪染めの何とも言えない臭いにおい、と言ってもいいでしょう。

それくらい白髪を気にしていた母親は、白髪を抜くのも躊躇していました。曰く、

白髪を抜くと、白髪が増える。

子ども心にそんなものなのかなあと思いつつ、一方で、抜くと増えるってどういう事だろうと疑問だったのを覚えています。

結論から言うと、これは真っ赤なウソ、デマです。先ほども説明しましたが、白髪は、髪の毛の黒い色を作る細胞であるメラノサイトの機能不全に原因があります。メラノサイト自体には毛髪を成長させる働きはありませんから、白髪と発毛を結びつけること自体誤りです。

また、白髪を抜くと黒い髪が白くなるのではなく、白髪になっている時点で黒い色素を作れなくなっているのだから、次に生えてくる毛は白髪になる、というだけの話です。

なので、白髪が増えるのを心配して、白髪を抜かないという判断は間違えているという事になります。

ちなみに、私の母はいま真っ白な白髪になって、草笛光子みたいな感じで上品な印象になったので、もっと早いうちにやっておけばよかったね、などと話しています。

(3)ストレスで一夜にして髪の毛が白くなる

そんなわけはありませんが、これは最近まで本気で信じていました。目の前で家族を殺されたとか、幽霊を見たとか、怖い思い、強いショックを受けた人が、良く朝起きると、黒々としていた髪の毛が白くなった、といった話はごまんとありますよね。

最近では、NHKのアナウンサーが突如白髪になったので、どうしたんだ?とネットでちょっとした騒ぎになっていました。

でも、突如白髪になるはウソです。

確かに、ショックを受けて先ほどライ説明しているメラノサイトという細胞が活動を止めることは考えられるそうですが、だからといって、すでに生えている髪の毛の色が変わることはあり得ないとか。

すでに生えている髪の毛は、すでに活動を止めた、いわば死んだ細胞の塊です。なので、毛根の中でどのような生体反応が起きようとも、影響を受けることがありません。

にしても、なぜこんな話がまことしやかに、いまだに語られているのか不思議ですね。